第1回
気候を学ぶ ドイツの事例を踏まえて
皆さんは気候の学習というと何を思い出しますか?本講座では地理の授業で学んだ気候区分や風土を振り返りつつ、環境教育先進国ドイツの気候学習を参照しながら、気候について学びなおします。
第2回
気候変動とそれへの適応
かつて「地球温暖化」といわれた気候変動は、今や「気候危機」「地球沸騰化」といわれるまで深刻化しています。本講座では、気候危機の現状を確認しつつ、それが豪雨・洪水、生活、食料生産、生態系等に及ぼす影響とそれへの適応策の必要性について説明します。
第3回
野生生物から見た気候変動
気候変動は私たちの生活に深刻な影響を及ぼしています。野生生物も例外ではなく、気候変動の影響を受けてきました。本講座では、静岡県での事例を含めつつ、過去と現在進行形の気候変動と生物の関係を紹介し、将来的に懸念される影響を考えます。
第4回
中世ヨーロッパにおける気候と社会変動
温暖化が続いた中世ヨーロッパは、14世紀から小氷期に突入します。これに連動して飢饉やペストの流行が見られ、封建社会は大きな変動を迫られました。本講座では、気候や自然災害に関する記録の残り方にも目を向けながら、気候と社会の関係を考えます。
第5回
気候文学の可能性
ここ数年「環境人文学」に関する書籍を多く見かけます。講義前半で、その背景を概説します。後半では、気候・自然・風土・環境といったものが、主に日本文学の中でどのように扱われてきて、これからどうなるのかを考えます。
読売2024
テーマ:「気候」を捉えなおす
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静岡大学 地域人材育成・プロジェクト部門
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