
静岡大学・中日新聞連携講座2015
ノーベル物理学賞受賞で話題となった青色LED。
日本の光技術に注目が集まる中、浜松の最先端の光研究をお届けします。
■プログラム
【第1回】10月3日(土)14:00~16:00
光子をとらえよ:X線の新しい情報を引き出すフォトンカウンティングCT
講師:青木 徹(静岡大学電子工学研究所・教授)
概要:X線のフォトンを1つ1つ正しく計測することで従来にない桁違いに低いX線の線量で超低被ばくを実現し、さらに物質の違いを見分けられる新しいCTの研究を紹介します。
【第2回】11月8日(日)14:00~16:00
瞳をキャッチ:近赤外光を利用した瞳孔検出技術・視線検出装置の開発
講師:海老澤嘉伸(静岡大学大学院総合科学技術研究科・教授)
概要:視線検出装置はあらゆる場面で活用され始めようとしています。顔にセンサーを取り付けずに遠隔から目の瞳孔の位置を検出して、視線を高精度かつ確実に検出するための技術について解説します。
【第3回】12月5日(土)14:00~16:00
自然界にない光で見えるものとは:テラヘルツ波の発生と応用
講師:佐々木哲朗(静岡大学電子工学研究所・特任教授)
概要:テラヘルツ波はもともと自然界に存在しない電磁波の一種であり、長い間利用されていませんでした。近年開発されたテラヘルツ光源とこれによって開拓されつつあるその応用について紹介します。
【第4回】2016年1月23日(土)14:00~16:00
トンボの目で極限現象を見る:ヒトとは違う見方で、見えてくる
講師:香川景一郎(静岡大学電子工学研究所・准教授)
概要:多くの人は、人が目で見るのと同じ様な画像をカメラに求めます。私は、あえてたくさんのレンズを使ってぼやけた画像を撮ることで、普通のカメラでは捉えられない極限現象を観ようとしています。
【第5回】2016年2月13日(土)14:00~16:00
近未来は光健康診断:光を使って体の活動や健康状態を測る
講師:庭山雅嗣(静岡大学大学院総合科学技術研究科・准教授)
概要:光を体に当てると、体を傷つけることなく血液の状態を知ることができます。脳や筋肉の活動を調べたり、胎児の健康管理に役立てたりすることができます。実用化した最新の医療機器も紹介します。
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