第1回
「DNA情報で茶の新品種をデザインする」
第2回
「輸送論に基づく透析医療の発展と海水資源回収の実現」
第3回
「人工のオーロラを用いた自然界に存在しない機能材料の創製」
テーマ:未来のくらしをデザインする技術
<全3回>
日本茶のDNA情報に基づく効率的な新品種開発、複雑流動系の研究から人工透析や海水資源回収につなげる試み、人工のオーロラを発生させ新素材をつくる研究など、令和2年度の静岡大学・中日新聞連携講座は、技術革新を日々の暮らしにつなげる様々な領域にわたる静岡大学の挑戦を紹介します。
■プログラム<時間はいずれも18:30~20:00>
第1回(11/24)
「DNA情報で茶の新品種をデザインする」
一家 崇志(農学部准教授)
生産者・消費者の多様なニーズに対応するためにも、効率的な茶の品種改良技術が求められています。本講座ではDNA情報から機能性成分を予測する方法について紹介します。
第2回(12/15)
「輸送論に基づく透析医療の発展と海水資源回収の実現」
佐野 吉彦(工学部准教授)
輸送論とは、熱や物質の移動を扱う学問です。この講座では、輸送論の観点から透析医療と海水資源回収の研究活動を紹介します。まず透析医療のテーマでは,透析患者の身体的個性に合わせた透析療法の確立を目指し、生体内の物質移動から医師に透析条件を提言するシステムについて紹介します。次に、海水の資源回収のテーマでは,飲料水を含む海水の全溶存資源の分離・回収を目指し、薬品レスでのマグネシウム回収技術について紹介します。
第3回(1/19)
「人工のオーロラを用いた自然界に存在しない機能材料の創製」
脇谷 尚樹(工学部教授)
オーロラは太陽から飛んできた荷電粒子が地磁気に捕らえられて極地方で光り輝く現象ですが、真空装置の中で荷電粒子を磁場で集めると人工のオーロラが発生します。このオーロラは高いエネルギーを持っているので、これを使うと普通では生じない性質や状態が表れます。これらについて簡単に紹介します。
静岡大学 地域人材育成・プロジェクト部門
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