第1回
家康の駿府築城と天守台
第2回
静岡県における過去数千年間の地震・津波の履歴
第3回
駿河湾海底堆積物からの贈り物、メタン!~基礎研究から社会実装まで~
■プログラム<全3回、時間はいずれも14:00~16:00>
【第1回】 9月5日(土)<第1回の申込は締切ました>
家康の駿府築城と天守台
講師:本多 隆成(静岡大学名誉教授)
概要:家康による駿府築城は、天正期と慶長期の二度ありました。とくに天正期の天守台や石垣・金箔瓦について、当初は秀吉が家臣の中村一氏に築かせたものといわれてきましたが、小天守台の発掘により、家康が秀吉の援助により築いたものといわれるようになってきました。講演では、家康の独自性をもっと評価することと、慶長期への築城技術の発展についても見てみたいです。
【第2回】 10月31日(土)<第2回の申込は締切ました>
静岡県における過去数千年間の地震・津波の履歴
講師:北村 晃寿(静岡大学防災総合センター長)
概要:東北地方太平洋沖地震に伴う津波災害を契機に、私は静岡・清水平野と伊豆半島南部で津波堆積物と古地震の調査を行ってきました。調査から見えてきた静岡県における過去数千年間の地震・津波の履歴を紹介します。
【第3回】 11月21日(土)
駿河湾海底堆積物からの贈り物、メタン!
~基礎研究から社会実装まで~
講師:木村 浩之(静岡大学グリーン科学技術研究所・理学部教授)
概要:静岡県中西部は付加体という厚い堆積層からなります。付加体は海底堆積物に由来しており、その深部帯水層には地下水と天然ガス(メタン)が蓄えられています。本講演では、付加体の形成過程、付加体の深部帯水層の微生物、メタンの生成メカニズムについて解説します。また、これらのメタンを利用した分散型発電システムについて紹介します。
静岡大学 地域人材育成・プロジェクト部門
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