2013年に発足した「グリーン科学技術研究所」の教員が研究者の夢や失敗談、時には笑いを交えて最新の研究を紹介します。今年も、地元の高校生が展開しているユニークな研究紹介の場を設けます。気楽に科学の話題に耳を傾けてみませんか?
■プログラム
[第15回]6月14日(金)18:00~19:30
講師:大西利幸(グリーンバイオ研究部門・准教授)
なぜ花はよい香りがするんだろう?~植物の生存競争に大事な香り~
概要:「甘い」「華やか」「新緑」など植物は様々な「香り」を生み出します。植物は、人を喜ばせるために「香り」を生み出すのではなく、自ら生き延びていくための生存戦略の一つとして利用しています。我々の周りにあふれている植物の「香り」の意味を簡単な香りの合成実験を行いつつ、解説します。
※当日は静岡雙葉中学校・高等学校による研究活動紹介を予定しています。
[第16回]7月12日(金)18:00~19:30
講師:竹本裕之(技術部・技術専門職員)
虫のこころを覗いてみよう!!~化学生態学と心理学で探る昆虫の環境認識~
概要:皆さんは、虫のこころについて考えたことがあるでしょうか。虫の感じていることや考えていることがわかれば、昆虫採集も思いのまま、作物害虫や衛生害虫で困ることもなくなるかもしれません。昆虫の嗅覚学習をモデルにしたゲームを通して、皆さんと一緒に考えたいと思っています。
※当日は静岡市立高等学校による研究活動紹介を予定しています。
[第17回]8月9日(金)18:00~19:30
講師:菅 敏幸(静岡県立大学・教授)
お茶やミカンからくすりをつくる!!~有機合成の力と技で静岡県産食品の有効成分に挑む~
概要:私は、2005年に静岡赴任以来、特産品の「緑茶」のカテキンや「みかん」のフラボンの合成研究に注力しています。特に、食品成分が薬と同じように「働く様子」を明らかにしたので、紹介します。
※当日は静岡県立清水東高等学校による研究活動紹介を予定しています。
[第18回]11月16日(土)17日(日)10:00~16:00
11月は静大祭・キャンパスフェスタの企画として、静岡大学(静岡キャンパス)にて開催予定
会場:静岡大学 農学総合棟 応用生命科学科 学生実験室
講師:近藤 満(グリーンバイオ研究部門・教授)
染色と発光の化学実験
概要:インジゴによる布の染色、血液鑑定でおなじみのルミノールの発光実験を体験できます。
静岡大学 地域人材育成・プロジェクト部門
本サイトのPDF閲覧にはAdobeReader(無料) のダウンロードが必要です。 |