
創立70周年記念静岡大学・中日新聞連携講座2019
第1回
「素数ゼミの謎~進化物語の科学~」
17年または13年に一度の周期で大発生する素数ゼミ(周期ゼミ)と呼ばれるユニークなセミをご存知ですか?長年の生物学者の謎、その進化史を科学的思考と数理モデルから明らかにします。またセミ採りの必殺技も公開します。
第2回
「浜松発!情報科学的二輪車研究&センチメートル級!高精度衛星測位研究開発都市プロジェクト」
自動車は世界で年間8000万台生産されていますが、オートバイも年間6000万台も生産されているんです。そんな浜松が世界に誇る工業製品であるバイクの研究と、次世代の衛星測位技術を使って誰もがセンチメートルレベルで自分の位置をリアルタイムで把握できる世界の実現についての研究を行っています。
第3回
「リスクをどう教えるか~SNSのリスクから子どもを守る」
わたしたちの周りには様々なリスクがあります。特に、子どもたちの周りには、交通事故、SNSでの炎上など様々なトラブルにつながるリスクが溢れています。本講座では、「SNSのリスク」をテーマに、リスクをどのように教えていくかを紹介します。
第4回
「目に見えないものを加工する~ナノスケールに挑む顕微鏡技術」
微小な世界を見るだけでなく、触ってみたい。動かしたり、加工したりしてみたい。本講座では私たちの研究室で取り組んでいる微小世界でのモノづくり技術に関する顕微鏡開発“ナノクラフトテクノロジー”についていくつかの取り組みを紹介します。
第5回
「電気計測標準について(量子標準の基礎)」
「計測」することは、全ての科学技術の基礎であり、そのための「ものさし」(基準)は、「標準」と呼ばれています。昨年、重さ(キログラム)の標準が改定され話題になりました。本講演では、標準の重要性と今回の標準の改定についてお話するとともに、私たちの行っている研究との関連についても触れたいと思います。
生物進化の過程に潜む素数の謎への挑戦、ビッグデータを収集・駆使したモビリティ研究、情報化社会におけるリスクの教育、ナノスケールの世界の測定・加工に挑みイノベーション(技術革新・社会変革)を導く研究など、創立70周年を迎える静岡大学・中日新聞連携講座は、様々な領域にわたる静岡大学のチャレンジを紹介します。
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