進捗詳細

　ＳＴＶ（静岡大学登呂博物館ボランティア）は、博物館教育普及を目的に静岡市立登呂博物館において活動を行っています。主な活動内容は登呂博物館のマスコットキャラクター・トロベーを使った演出です。定期的にトロベーに変身し、館内を巡り来館者との交流を行っています。登呂博物館に発案・企画といった形でアプローチを行いクイズ大会やスタンプラリー等を実施しています。

　具体的にはクイズ大会の問題を考えたり、スタンプ・スタンプシートのデザインを練ったりしています。クイズ制作の過程では、展示内容への理解が深まると同時に博物館展示の工夫を学ぶことができました。学芸員の仕事の一端を垣間見ることができたと感じています。また、スタンプラリーを企画する際には来館者の動きを考慮し、より多くの人々に館の魅力を伝えようとしました。このように、自らの将来に向けて学びを深めつつ、博物館教育の普及に励んできました。また、いつもとは違う環境で登呂博物館の魅力を地域の方々に伝える出張イベントのお手伝いもしています。普段来館されない方々との交流の大変さ・楽しさを身をもって体験しています。

　そして、これらの活動を行っているメンバーの多様さも特徴の１つです。人文社会科学部・教育学部・理学部・といった専門の異なるメンバーが上下関係を気にせず対等な立場で意見を交わしあい楽しく活動をしています。毎月ミーティングと博物館補助活動を実施しています。

博物館・学芸員の仕事に興味がある人、児童教育に興味がある人はもちろんのこと、博物館の裏側をみてみたい！子どもたちの笑顔にふれたいと思っている人が集まっています。現在取り組んでいる以上のような活動にとどまらず、活動の幅を広げこれからも博物館教育を普及して地域に貢献できたら良いと思います。　

代表・竹元圭介