地域課題

1-19.次世代交通システムの実現と観光・文化都市へのまちづくり/浜松都市環境フォーラム
応募団体
浜松都市環境フォーラム
住所
浜松市南区
団体構成・活動内容

①車を利用できる人もできない人も、誰もが容易に移動できる浜松型次世代交通システムの実現をめざした研究および推進活動。
②浜松の発展を支えてきた産業の歴史を保存する産業博物館(繊維・バイク・楽器・光電子)を浜名湖畔に設置し、浜名湖観光圏のシンボルとして国内外から観光客の訪れる街づくりを実現し、雇用と観光産業の振興を図るための研究および推進活動。

現在困っていること(地域課題)について

地域課題の概要

①浜松市はマイカーに依存した都市となっている。公共交通分担率は全国政令指定都市の中で最下位(4.4%)にあり、交通弱者は4割にも達する。また2017年には津波対策によるスズキの高台移転、さらに新東名の開通により市北部に数企業が進出するため、深刻な渋滞問題が予測され抜本的な交通対策が急務となっている。地元自治会連合会では危機感を抱き、LRT三方原本線の導入推進運動をスタートしている。
②戦後、工業都市として発展してきた浜松が、今後も持続的に発展していくには観光・文化都市としてのまちづくりが必要となる。産業博物館は浜松独自の産業文化を観光資源として活用するもので、浜名湖の美しい景観のなかに観光と文化の融合した全国に例のない施設を実現することが課題となる。

課題解決のための今後の目標

2020東京五輪が決まり、富士山が世界遺産に認定され世界の目が注がれているが、このままでは浜名湖という素晴らしい観光資源をもちながら埋没してしまう恐れがある。そこでこの機会をチャンスととらえ、オリンピックと富士山観光のついでに浜名湖(産業博物館)にも寄り、LRTにも乗車してみたくなるような魅力ある都市づくりを実現する。

大学に期待する支援について

支援の内容・計画

2件の研究は、地方の時代における持続可能な都市づくりを進めるうえで根幹となるもので、本来は行政の役割だが、歴代の首長は任期4年を超えるような長期的政策については、必要性を感じながらも封印してきた背景がある。一方の民間においては、この種の研究はビジネスとして成り立たないため、研究する企業・機関がなく、空白の分野となっている。この空白の分野は、大学の持つ知的・人的資源を活用して研究する価値が極めて高く、できれば実現を前提に「特区」の認定を受けられるような研究を期待したい。

支援の効果

本プロジェクトに採用されることに大きな意義があり、研究された結果は社会的な信頼性が高く、行政および市民を具体的、現実的な解決行動に導く効果が期待される。


地域課題

静岡大学 地域人材育成・プロジェクト部門



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