地域課題の概要

平成22年10月にリニューアルオープンしたが、年々来館者数が減少している。多くの方に博物館に親しみを持ってもらうよう、開館当初からイメージ・キャラクター「トロベー」を使った誘客活動を行ってきたが、マンネリ状態になっており、成果が上がっていない。
平成24年度、海外から４１ヶ国427人が来館し、ビザの緩和もあって東南アジアからの観光客が増加しつつある。しかし、現在、登呂遺跡、登呂博物館の案内資料は英語版のみであり、多くの言語に対応できていない。今後は、来館者の多い国の言語に対応できる資料が必要となる。

課題解決のための今後の目標

若い学生からアイディアをもらい、誘客だけでなく、博物館の主要事業のひとつである教育普及事業にもイメージ・キャラクターを活用していきたい
静岡大学の留学生のみなさんのアイディアと力をいただき、登呂遺跡・登呂博物館を紹介する資料を各言語で作成し、全世界に向けて情報発信し、地域の活性化につなげたい

支援の内容・計画

博物館・遺跡を会場とし、博物館学や考古学を専攻する学生によるイメージ・キャラクターを活用した教育普及事業の開催への支援。
①登呂博物館の展示等を利用したクイズ形式の問題作成　②博物館展示室での簡単なガイド（ギャラリートーク）　③キャラクターの着ぐるみパフォーマンス
登呂遺跡および登呂博物館の概要を紹介したパンフレットの作成
①留学生等の協力による登呂遺跡および登呂博物館の概要を翻訳　②ホームページでの多言語による紹介

支援の効果

①博物館の魅力アップ
②来館者・観覧者の満足度向上
③博物館学、考古学専攻の学生のみなさんの実習、体験、研究の場の提供
④博物館の情報発信力アップ、考古学研究者の交流促進
⑤留学生等の日本の歴史や博物館、地域に対する理解の促進